虎毛・役内川三滝沢〜赤湯俣下降〜虎毛沢

2001年6月8日(金)〜6月10日(日)
L長南、増田、古川原、望月


念願の虎毛沢! 沢という世界を知ってから常に思い続けていた沢だった。その虎毛がこうも早く実現するとは思わなかった。長南さん曰く、温泉・山菜・釣り山行。増田さん曰く、たまにはいいミーハー山行。いずれにしろ、沢デビューのもっちーこと望月もいて、とても期待高まっていたのでした。

6月8日 晴れのち曇り
前夜は雨の降る中、東北道をとばして古川でおり、途中の道の駅でテントを張った。朝はテントの中でも眩しいくらいいい天気。道の駅もむちゃくちゃに立派だった。そこから1時間くらいで入渓点近くまで行く。山奥の温泉への道の途中まで、気をつけないと見落としそう。

途中山道で堰堤先までいく。歩き始めたときに、そこは三つ葉の群落だった。また途中ですでに雪渓があり、前途が危ぶまれるも、そこでウドと、イラクサをとる。さすがは虎毛。
そうやって寄り道をしながら行き、入渓。ちょっとしたゴルジュがあった。そこを抜けきる少し前に、鳥の親子を発見。親は飛んでいってしまったが子供たちは10羽以上、懸命に泳いでいる。我々が来てしまったせいで、子供たちがちりぢりになってしまった。かわいそうなことをしてしまった。
このころからナメが出てくるようになる。水の少し濁っているせいか、あまり印象的ではなかった。しばらくして、長南さんが、ザックくらいもある極上のウドを見つける。あまりにも大きいのでその場で食したが、やはり春一番のにはやや香りが劣る。そして三滝沢出会い。
ここの8mナメ滝は少々やらしかった。このあともところどころ、ナメがでてくる。また、スノーブリッジも出てきて、くぐったり、また完全に雪埋まっている箇所も何箇所かあった。

なんか少し苦労して稜線にのぼりそして赤湯俣の左俣に降りた気がする。赤湯俣左俣はほとんど完全に雪に埋まっていたけど、沢底から1メートルもないので落ちても怖くもなく、すたすたと歩ける。水は冷たかった。ここにもウドはいっぱいあったが岩盤がすぐ出ているのであまりいいものではない。

そして赤湯俣本流にであう。そこからテン場まではすぐだった。オンドル(湯気が噴き出していた。)になっているところでとまることにする。
そのすぐ近くの1人用といういい温泉は埋まっていた。あ〜あと思いながら、そのさらに少し下のも見てみるが、こっちはもっとだめ。あきらめていたが、さっきの1人用のところを少し掘ってみると、暖かい、そして結構掘りやすい。そこで一生懸命ほって腰まで浸かれるくらいのは掘った。いい湯加減。これから行く人はさらに掘ってもっといい温泉にして下さいね。その日は床暖房で暖かく眠った。

6月9日 曇り
赤湯俣はさっさと下り、虎毛本流に出る。いよいよだ。魚が結構いるので竿を出していく。岩魚と山女魚がまじっている。しかし、すぐに釣り師の巨大なテン場を発見、断念して竿をしまう。
こんどはタヌキを発見した。水は多少濁ってはいるものの、水の色も映えていて、ナメもところどころでてきてきれいだ。
ゴルジュになっているところもなかなかよいナメだった。しかしこの頃から、少し事情が変わってきた。コケがすごい。ぬるぬるとすべって歩きづらい。ナメなんかびっしりとコケが生えて真っ黒だ。美しくない。
歩きづらいのも重なって少しいらいらしながら今日のテン場につく。そこに釣り師4人がいた。彼らの話では去年からコケが異常発生しているらしい。なんのせいなのだろう。テン場にはカタクリが咲いていた。途中でとった根曲がり竹をそのまま焚き火で焼いたが、なんともおいしかった。

6月10日 曇りときどき雨
今日は下山の日。レンタカーを早く返さなければならなかったので早く下山しようと朝早く発つ。
雪渓があると下降は余計に時間がかかるからいやとのリーダーの判断で沢を下降せずに登山道を降りることにする。
虎毛沢を詰めていくのは結構苦労した。意外に大きい滝が結構あり、また、雪渓もあった。上のほうはほとんど埋まっていたが、ところどころ穴があいて、滝がのぞいていて怖かった。雪渓に登る際に、何度かアイスバイルを使った。3つ持っていって正解だったと思う。つめの最後のほうで沢が左に曲がるところで右側に登りやすそうな沢状を発見、登っていく。途中、つかむような木も草もなく、滑りやすい箇所があり少し苦労した。でも登山道につく。
右に行くか左に行くか微妙なところに出てしまったが地図をよくみて右に進み、正解。

分岐でハイカーたちに会う。分岐から登山道を下りきるまでにおよそ1時間。結構、悪路だった。ハイカーもいっぱいいた。そこから先もまた長かった。永遠と歩いた記憶がある。モリアオガエルの卵なんかを見たりしたけど、本当に長かった。この頃から雨も降り出し、最低である。一般道にでてからも、またまた長く、覚えているのは長南さんの後姿だけだ。
温泉への道の分岐のところで長南さんが車を取りに行ってくれる。
帰りに逆方向に少し行き、そこの国民休暇村(だったと思う。)の温泉に入る。たしか300円で安かった。が、レモン石鹸しかなかった。高速ではがんがん飛ばし、渋滞に何度かつかまりながらも、車の返却時間いっぱいに東京にたどり着いた。

リーダーの思惑通り、釣りはできなかったが、温泉と山菜には十分満たされ、虎毛のナメには不満ものこったものの、いい山行になりました。長南さん、ありがとう。(記:古川原)

ちょっとしたゴルジュ

役内川本流のナメ

赤湯俣の雪渓を下る

オンドル地帯

虎毛沢のナメには苔が

右俣を詰める


《コースタイム》
記録なし